おかげさまで、コ哀小説サイト「馬車道を駆ける」を開設してから、五年になりました。
ここまで続けられたのは、読んで下さった皆様のおかげです。
五年前、突然コ哀に夢中になった私は、自分の頭に中にあった妄想を誰かと共有したくて、それで簡単なサイトを作ろうと思った事が開設のきっかけです。それが今では、多くの方に応援して頂いたり、オフでも寄稿させて頂いたり、自分の個人誌を出す事ができたり、夢のような出来事ばかりに出会えました。
簡単なお礼となりますが、コ哀小説を準備しておりますので、お楽しみ頂けたら幸いです。
>>中学生コ哀小説
あめのいろ
また、五周年企画として、これまでの長編の裏話的な物を簡単に書きましたので、ご興味のある方はぜひご覧くださいませ。(これまでツイッター等で語っている事と重複します!)
●NO?
(2014.7.18~2014.7.30)
サイトを開設したきっかけとなった小説。私の妄想では、原作でコナン君が元に戻れなくなったらこうなるって思っています(病気です)
タイトルは東方神起さんの曲より。とてもセクシーな曲です。
この春、個人誌でリメイク本として全て書きなおしたのもいい思い出です。
●Letters
(2014.10.3~2014.11.3)
タイトルは宇多田ヒカルさんの曲名を使わせて頂いています。
「拝啓 工藤新一様」というフレーズを思いついてしまった事で書き始めたお話でした。蘭ちゃんの気持ちに一番自己投影しちゃう感じになっちゃって、書きながら感情移入しちゃいました。蘭ちゃんは一番普通の女の子なんだなぁ。
試行錯誤で突っ走ったお話でしたが、書いてよかったです。
●めぐり逢う世界
(2015.1.29~2015.3.13)
怪盗キッド様が好きすぎて書いた作品。タイトルはMY LITTLE LOVERさんから。サブタイトルもそれぞれ曲から頂いています(あとがきに書いたはず)
コナン君も哀ちゃんも快斗君も、それぞれ孤独を抱えているんだなぁと書きながら気付けた作品でした。
お話のストーリーとしてはありきたりで、大きな展開もないんだけど、うちのサイトの中で一番心情描写を頑張っている気がします(自分で言う)
番外編もお気に入りです。おせっせシーンにきちんと向き合ったのは初めてだったかも。
●アイ。
(2015.7.12~2015.11.12)
ホステスの志保さんを書きたくて書いた作品。プロローグとエピローグの感じはお気に入りです。絶対湊かなえさんの影響を受けている…。
志保さんが疑われる展開を当初は準備していなくて、第三部を書いている時に、「あれ、志保さん怪しくない!?」と気付き、急きょ路線変更した作品でもありました。プロット不足。
この作品、すごく、すごーく拍手やコメントを頂いていたんです。励みになりました。
●対岸に浮かぶ夢
(2016.1.30~2016.6.30)
これも温めていた記憶喪失ネタでした。
サイトのページが右側に偏っているのはただなんとなくだったんですが、今考えてみたら「対岸」っぽくていいなぁって(自分で言う)
哀ちゃんの心情をどこまで描写していいのか、当初は迷っていました。哀ちゃんの性格的に寂しい寂しいって言うのも違うけど、溜め込んでいたそれらはどんな形で爆発するのかなって思っていました。
哀ちゃんから見たら飄々として見えた新一君も、実は葛藤を抱えていて。そういうのが、視点の切替わりによって、私も気付けました。
こちらの作品も日々、多くの拍手やコメントを頂いていました。ありがとうございました。
●もしも願いがかなうなら
(2016.12.8~2017.8.31)
片想いから両想いというルートに飽きが出てきて、最初から付き合っているルートのお話を書きました。
選択する事について、常に考えながら書いた気がします。人生は選択の連続。コナン君も哀ちゃんも、選択をするたびに迷ったり悩んだり悔んだりして、それでもお互いが必要なんだって思ってくれていたらいいな。
小学生や中学生、高校生くらいのコ哀ちゃんはこれまでも書きましたが、二十歳くらいのコ哀ちゃんに初挑戦。原作とかけ離れ過ぎててひやひやしましたが、受け入れて下さり、嬉しかったです。
これからもできることをマイペースにやっていきますので、また遊びに来て頂けたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願い致します。
2019年7月18日 パンプキン